意表を突く

帰宅したら、去年頑張った試験の合格通知が届いてました。

なんて冷静に書いている場合でなく、小躍りするほど本当にうれしいのです。

資格というのはキャリアカウンセラーの資格です。もちろん、私の場合、資格を取得して転職しようとかいうことではありません。会社で必要な資格ではあるけど自分で取る必要もないといえばない(誰かに取ってもらえばよい)です。

でも、思うところあって自分で取ることにしました。最大の理由は一生懸命勉強して資格をとってみたかった。数日間の勉強ではなく、半年以上必死に勉強しなければいけない、これまでの私の人生最長の受験勉強に今更ながら挑戦してみたかったということです。

1次試験前は、現在の環境の中ではこれ以上勉強できない限界まで勉強しました。明けても暮れても、照っても降ってもひたすら勉強してたので、試験はものすごく落ち着いて受けることができました。これで落ちるとしたら私には絶対に受からないだろうという開き直り的な落ち着きです。試験開始と同時に最終の論述問題を確認し、その瞬間「絶対に1次試験は合格する」と確信しました。ヤマが当たった出題でした。

1ヶ月後、予想通り1次試験の合格通知は届きました。

2次試験は1ヶ月後です。

1次試験ではできうる全ての対策を取って、人生で最高に集中して受験勉強して突破したのだから、2次試験(実技)は一切対策をせずに挑もうと決めました。

なぜ、そんなことをするのか?

私の人生のテーマは「意表をつく」こと。誰もが予想しない行動を取ること。

学生の頃一度もちゃんと受験勉強しなかった私が40歳を超えて、学生以上に必死に受験勉強する。多くの人の意表を突いたと思います。
そうなると、それだけ頑張って突破した1次試験を無駄にしないために、2次試験もあらゆる労力をかけて挑むだろうと誰もが予想するところです。
そこで意表をつくために、一切の対策をせず試験に挑む。自分のこれまでに養ってきた実力で勝負!と、思っちゃったんだから仕方が無い。

2次試験当日、会場控え室に到着してまず驚いたのが、私以外の受験者(実技試験なので同時に受けるのは9人)が全員スーツを着ていたこと。私は普段仕事をしている格好(一応シャ

ツとスラックスではありました)。隣の人に「今日はスーツじゃないとダメなんですか?」と聞いたら「いや、そういう訳ではないと思いますが、試験対策講座の時にスーツで行くように言われたので・・・」と言われ、もしかして私以外全員対策講座に行ったのか。。。ちょっとビビりましたが、逆にこれで合格したら面白い話ができるなぁとワクワクもしました。

確か1次試験の勉強した中に、カウンセリングの準備として、クライアントがリラックスして話せる雰囲気を作ることが謳われていたので、カチカチのスーツよりも落ち着くクライアントもいるだろうと、勝手に解釈して試験に望みました。

 試験内容については口外できないので、書きませんが、とにかく普段の自分をそのまま表現できて、ロールプレイ後の質疑応答も最高の対応ができました。これまでも仕事上で数多くのプレゼンをしてきましたが、質疑応答は結構自信があります(笑)

いずれにしても、こんな偉そうなことを書けるのも、結果として合格できたからです。不合格だったら意表をつくも何も、ただの努力を怠ったダメな人になってしまうところだったので、だからこそ合格して本当にうれしいです。

ちなみに、合格率は

1次試験:49.1%
2次試験:48.1%

でした。単純計算で24%以下の合格率です。結構な難関でした。

今晩だけはちょっと浮かれて、プロテインの祝杯を上げたいと思います。

意表を突けたことに乾杯!

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