餅つき

かなりバタバタしていた一週間でしたが、どうにか週末に無事、餅つきをすることができました。

結婚してから毎年妻の実家で餅つきをしています。最初はうまくゆかなかった餅つきも、だんだん上手くなり、昨年発刊された上矢作町町史にも雄姿(?)が掲載されるまでになりました。

 

今年は、3臼全て一人でつきました。さすがに最後は手がしびれるほど疲れましたが、HannaやYouも一緒になって丸めたつきたての餅は、最高においしかったです。

 

昔は近所でどこの家でも餅つきをしていたそうですが、最近は杵と臼で餅つきをする家は、ほとんど無くなってしまいました。何とか、我が家(実家)だけは、毎年ずっと餅つきをしたいと思います。

英語教育について(10年前に書いた記事)

英語教育について話題になっています。小学校でも英語の授業を行うとか、覚える単語を増やすとか、とにかく方向性としては英語教育をもっとせよ、というのが社会全体の流れのようです。

しかし、私個人の考えとしては、子ども達には、英語よりも日本語をもっと勉強させたいです。それは10年以上前から変わらない考えです。

ちゃんと日本語を話せず、書けず、読めない日本人がどんなに多いことか?(総理大臣ですらあまり漢字は読めません)。日本語がまともにできないような人が、少々英語が話せたところで、仕方ありません。

 

約10年前に、私はTOEICマガジン(TOEICを行っている団体が発行していた雑誌)にコラムを書いておりました。ただ、私の考えは、10年前と全く変わりません。むしろ強くなりました。英語が話せなくてもノーベル賞は取れるし、大リーグで活躍もできます。英語教育を見直す前に、もっと大切なことがたくさんあると思います。

 

以下は、そのときの文章をそのままの形で転載したものです。

文体が偉そうなのは「若気の至り」ということでお許し下さい(笑)


 「どうしたら英語を覚えられるのか?」こういったメールをよくもらう。就職難からか、最近特に就職活動の武器として英語を覚えようとしている人が多いよ
うだ。もちろん、英語を勉強することは大いに結構なことである。しかし、本当に重要なことは英語を使って何をするかである。

 特に海外で働きたいと思っている人は、英語を勉強しても就職できないことを忘れないでほしい。私が仕事をしていたオーストラリアでは、常に失業率が
10%を超えていた。英語を完璧に使えるオーストラリア人が10%も失業しているのだ。ちょっとくらい英語が話せるなんていうのでは就職できるはずがな
い。

 逆に英語はそんなに話せなくても、いろいろな会社から声がかかって会社を選んで就職する人もいる。オーストラリアで知り合った日本人の建築デザイナーの人がいるのだが、お世辞にも彼の英語はうまいとは言えない。
 しかし、彼はシドニーの設計事務所で働き、いくつものプロジェクトを成功させていた。クライアントへのプレゼンテーション、下請け企業との交渉、現場での指揮すべてを、そこらのオーストラリア人よりうまくこなすのだ。
 彼は、自分の英語の能力が他のオーストラリア人の設計士たちより劣っていることを充分理解していた。だから、打ち合わせは電話ですまさず必ず出向き、図面は指示漏れがないように、より詳細に書き、現場でも必ず自分の目で確かめて、ことこまかに指示を出すようにしていた。本人は「同僚たちより2倍速く、2
倍きれいな図面を描けるから、より多くの時間現場に居ることができるんだ」と言う。
 クライアントにしてみれば、別に完璧な英語を話せなくても、絵や模型を使ったわかりやすい説明をしてくれればよい。設計事務所の社長にしてみれば、工期が遅れるのが当たり前のオーストラリアで、期日に工事が完了させてくれて、しかも出来がよいとなれば、非常にメリットがある。仮にこの会社で、人を減らさ
なくてはいけなくなっても、彼は最後まで残るだろう。その理由は、決して彼が英語がうまいからではない。

 よく国際化とか、国際人という言葉を耳にするが、それは、何カ国語も話せるようになることでも、海外に長い間暮らすことでもない。ましてや、パン食にすることでもない。
 たとえ、自分の街から一度も外へ出たことがなくても国際化し、国際人になることはできる。それは、世界に通用する不変的な能力を身につけることだ。
 能力とは技術のことを言っているのではない。前述の建築家で言えば、彼の持っているデザインセンスや、図面を描く技術というのも確かに優れている。しか
し、彼がオーストラリアで成功できた一番の要因は、クライアントを納得させれるプレゼンテーションや、ミスを起こさず効率的に仕事をさせる現場での指示な
どのコミュニケーション能力だ。
 言葉で、もっと簡単にコミュニケーションを取れるオーストラリア人よりも、速く多く細かく図面を描き、まめに現場へ足を運ぶことによって、よりよい仕事ができたのだ。

 コミュニケーション能力こそ、国際社会で生き抜くための最も重要な能力である。言語はその能力の一部でしかない。知識、経験、人間性など、全てを総合してコミュニケーション能力となるのである。
 そのことを頭にいれて、英語の勉強をする必要があるだろう。

元気のミナモト

営業の経験のある人であれば、ご存じだと思いますが、新規開拓の営業って本当に疲れます(特に精神的に)。

先日ブログに書いたように、日本一BMWを売る営業マン河田さんでも、それは同じだそうです。営業成績が芳しくない日が続くと、どうしてもブルーになります。そんなときにはどうしますか? という質問に河田さんは、仲の良いお客さんのところへ行きます、と答えていました。私も同感です。

十分に満足してもらっていて、行けば褒めてもらえるようなお客さんと話をすると元気がわいてきます。

 

前置きが長くなりましたが、最近の経済状況もあり、ちょっとブルーになりかけたので、今日は、ちょっと元気をもらいに、おいしいお客さん巡りをしてきました。お客さんに褒められると一番元気が出ます。

また、明日から・・・と言っても、今年はあと2日ですが、がんばります。

クリスマスイブに東京のホテルにて

(とりとめのない話です)

今日は、クリスマスイブです。

今日は、東京に来ています。世間でのうかれた感じとは全く関係なく、いつもの南千住の一泊3500円のホテルにおります。カプセルではなくて個室がありますが、風呂とトイレは共同です。
 

お風呂で一緒になったおじさんは、タクシーの運転手さんで、風呂を出て一休みしてから、仕事に出かけるとのこと。クリスマスイブは、それなりに稼げると期待しているそうですが、最近はめっきりお客さんが減ったそうで、今年はダメかもしれないと言っていました。

 

今回の東京出張は今年最後の出張です。今年は4回しか東京に来ませんでした。去年は20回以上東京に来ていたので、激減です。会社の業務を変えようとしているところなので、予定通りと言えば予定通りなのですが、もう少し東京に来たいです。別に都会見物したいとかと言うことでなく、いろいろ勉強をする意味で東京に来たいということです。マルイ不動産小原さんは「タイムマシン効果」と著書の中で書かれていますが、地方都市でビジネスを行う上で、定期的に東京を見るというのはとても勉強になります。

 

約半年ぶりの南千住は、大きく変わっていました。ずっと工事中だった高層マンションが完成したり、駅前にいろいろな店が出来たり・・・

大不況と言われる昨今、マンションとかちゃんと売れるのか心配になります。一方で、その近くには、相変わらず古い飯屋も頑張っています。

しかし、心なしか、そのお店で食事をしている季節労働者風のおじさんたちの数が少ない気がします。

 

今回の出張では、長時間人混みの中を歩くし、混雑した電車にもたくさん乗るし、極めつけは何件か、病院にも行きます。とにかく風邪やインフルエンザをもらわないように、マスクを常に付けて、頻繁にうがいと手洗いをしながら、用事をこなしています。健康なまま家に戻りたいです。

薪窯

一昨日から、友人の増淵さん家で、薪窯を焚いています。

 

5分に1回くらいずつ、薪を足しながら2日以上焼成します。最終的に窯内の温度は1200℃位になります。ほんとものすごくたいへんな作業です。

 

 

 

何度見ても、薪窯の焼成はとても神秘的です。

夜見ると、特に良いです。日常では見ることが出来ない強烈な火の色、音、熱、それらすべての迫力が心を打ちます。

1000℃を超えた窯では、片手で持ちきれないほどの大きな薪を入れると一瞬のうちに燃え出します。

 

ちょうど、今日は夜遅くに打ち合わせがあったので、帰りに立ち寄りました(その前にも2回寄っていたのですが)。夜が更けてくると、神秘度はますます増します。

 

 

増淵さんの家は、瀬戸市ですが、私の地元の多治見や土岐も焼き物の産地で、昔からこのような窯での焼き物作りは行われてきました。最近、陶芸ブームではありますが、陶芸に興味がある人はもちろん、そうでない人でも、薪窯の焼成は(夜に)一度ぜひ見てみる価値はあると思います。