実名でブログを書くメリット

昨日、会社に一通のはがきが届きました。

私のブログの記事(スズメバチ退治完了・全滅)を参考に天井裏のスズメバチを退治されたという方からでした。

 

ハガキでコメントを頂いたのは初めてです。なんか新鮮な感じでうれしかったです。

 

実名(身元を明かして)ブログを書いていると、ブログに書ける内容に制限が出てきたりするデメリットはあります。

世の中にある多くのブログは匿名(ハンドルネームのみ)でのものが多く、業界の裏話的なことなどを書いて人気を得ているものも少なくありません。

 

水泳の大会で声をかけてもらったり、今回のようにハガキでコメントもらったりできるのは、匿名で書いていては受けられないメリットです。

 

「見ている人がいる」「役に立っている」というようなことを実感できるのがブログ更新の大きな原動力となります。これからも、いろいろな形で、そのことを伝えていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

■関連リンク

スズメバチ退治完了・全滅

 

アントレ10月号「独立で手に入れた!ワタシ流極上生活」

自分は何のために生きていて、どうしたいのか?

日常生活の中でそんなことを考える機会はあまりありません。

 

先日、雑誌の取材を受け、いろいろ聞かれ、いろいろ話している中で自分の人生について考える機会をもらえました。

 

岐阜県多治見市で生まれ育った私は、何となく都会の生活にあこがれていました。就職先では、横浜への配属を希望して横浜で生活をしました。しかし、想像していたようなかっこいい生活はそこにはなく、今度はオーストラリアのシドニーへ移り住みました。

オーストラリアで起業した当時は、どんどん会社を大きくして、いずれは上場、六本木ヒルズ(当時はありませんが)のようなところでの生活を夢見た時期もありました。

 

しかし、オーストラリアでの極貧かつ、とてつもなく楽しい生活が私の人生観を少しずつ変えつつありました。

移民の国オーストラリアでは、いろいろな人種や文化、宗教の人たちが混ざって生活しており、価値観の多様性を前提とした社会になっています。

自分の価値観にあった生活。自分の価値観を無理に他人に合わせない生活。そういう生活をよしとする考えが、私の深層心理に少しずつ刻み込まれ、それが今の生活を手に入れる大きなきっかけとなりました。

 


本に戻ってからも、しばらくはまだ都会志向なところはありましたが、日本中から多治見周辺に集まっている若手陶芸家と出会い、地元の中学校で焼き物につい
ての授業をプロデュースし、妻と出会い、子供が生まれたあたりで、私の価値観、目指す生活、幸福な時間の定義が、完全に大きく変貌し定着しました。

今の家に引っ越したのはHannaが生まれた1ヶ月後でした。

 

横浜にいた頃は、「岐阜県出身である」とか「多治見出身である」というのは、あまり言いたくありませんでした。でも、今は聞かれなくても、会社は多治見です。家は土岐市です。山奥です。イノシシが出ますと言えます。

それを聞いた人がどう思うかはわかりません。哀れむ人もいれば、うらやむ人もいるかもしれません。でも、その人達に迷惑をかけているわけではないので、そ
れで良いのではないかと思います。無理にカッコつける必要もないし、ありのままの自分を見せて、ありのままの自分を話し、気が合えばつきあいは深くなる
し、気が合わなければ、あまり深くつきあうことはないというだけです。

みんな違う価値観を持って生きているのだから、全ての人の共感を得ることはできませんし、する必要もないと思います。

 

私は、今の生活にかなり満足しています。かなり幸せです。

あえて不満を言えば、あまりに幸せなので、向上心が薄れそうになることがあるという点くらいです。

 

家や家での生活がボロくてサイコーにおもしろいというような話をよくするので、私が「仕事はあまり好まず」家庭での生活のみに喜びを感じて、仕事には力を入れていないと、思われがちですが、それは大きな誤解です。

私は仕事も大好きです。仕事という定義が難しいですが、家の中以外で行っていることもとても楽しくて、大好きです。会社(仕事)は、私の自己実現の場所としてとても重要な位置を占めています。


かなか理解してもらえないのですが、私にとって家や、家での生活、会社での生活、会社以外での社会生活、水泳など、全てがとても重要で、とても楽しくて、
どれもものすごく真剣に考えています。もちろん、どうしても一つだけ取らなければいけないとすれば「家族」を取るでしょうが、どれも大好きです。

金曜日の夜には、週末を思ってワクワクするし、日曜日の夜には月曜日を思ってワクワクします。うれしさ倍増、苦しさ半減・・・と結婚式のスピーチのようですが、仕事でうまくいっているときは、家での生活もよりうまくいくし、仕事がうまくゆかないときは、その苦しさは家で軽減されます。水泳や仕事以外の人とのつきあいでも、喜び倍増、悲しみ半減だと思います。どれも私には欠かせない重要なものです。

 



んなことを、話した記事が本日(8月27日)発売の「アントレ10月号」の「独立で手に入れたワタシ流極上生活」というコーナーに掲載されて
います。

約4時間しゃべった内容が、400文字にまとめられるとだいぶアレンジされるので、このブログ記事はその補足です。

 

家族での写真が載るのはなかなか恥ずかしいものです。慣れない撮影で、特にYouが照れてしまって(ずっと隠れていて)なかなか写真が撮れなかったのですが、さすがはプロカメラマン、良い表情の瞬間をとらえてもらってます。座っているのは自作の縁側です。

1日がかりの取材+数十枚の写真撮影・・・恐らく他のページもそうやって作っているんでしょうが、雑誌を作るというのはすごくお金も時間もかかって大変なことなんだと改めて感じました。

 

楽しくて貴重な経験でした。

初めてHannaに散髪してもらいました

いつもは妻が行っている私の散髪ですが、今回初めてHannaにやってもらいました。

丸刈りなので、バリカンでただひたすら頭の表面を擦る(?)だけですが、刈り残しがあると見苦しいのでそれなりには難しいです。

 

散髪していることが楽しいようで、ゆっくり丁寧にやってくれます。猛スピードでやっつける妻の作業より断然優しい感じです。

 

ところが、途中でバリカンの動きが止まり、頭を触って不思議そうに刈り直したりしています。そして、

「とうちゃん、なんかここ変だよ」

と言います。何がどう変なのか聞くと

「髪の毛が切れない。頭が見える」

というのです。衝撃的な告白。あわてて自分でさわって確かめると、全く無いという感じではありません。そんなやりとりをしている横を通りすがりの妻が、

「禿、禿。父ちゃん、もう禿てんだよ」

と言い放つではありませんか。Hannaは、

「ふ〜ん。」

と納得した様子。違うと否定しつつも、ちょっと心配になって、後で鏡を見て確かめると、確かに若干つむじのあたりが薄めではありますが、40歳近くになってこれくらいは、「やむを得ない」範囲です。

 

改めてHannaに「父ちゃんは禿ではないからね」と念を押しておきました。Hannaが保育園で誰かに言えば、数日で町内の人すべてが知る事実となってしまいますので、十分に言い聞かせておく必要があります。

 

ちょっと厳しい現実をつけつけられた、初めてのHannaにしてもらった散髪でしたが、散髪自体は上手に無事終わりました。

【本の感想】Googleを支える技術−巨大システムの内側の世界−(西田圭介)

検索はもちろん、メール(Gmail)、アクセス解析、グーグルドキュメント、グーグルマップなど、私の仕事は完全にグーグルに依存しています。グーグルが止まったら、相当なダメージを受けます。

そんな重要な存在になってしまったGoogleについて、少しでも知っておきたいと思って読みました。Googleの強さのヒミツは、いろいろあって単に技術的に優れているだけではなく、人事システムや、マーケティング、そのほかいわゆる経営的ないろいろが、すごいのであっと言う間に巨大企業になったのだと思います。

 

それでも、やはり、他社と比べて一番優れているのは「技術」だと思います。しかも、その技術はかなり秘密にされている部分が多いです。本書でも、いろいろな資料から推測したり、「今は使われていないが過去にGoogleで使われていた技術」というような形での紹介も少なくありません。

それでも、Googleの技術のすごさは十分にわかります。

 

中でも私が一番驚いたのは、とてつもなく大きなデータの規模です。Googleが毎日集めている情報や、それを処理しているサーバーの数が、桁外れにでかいことです。

サーバーの数が40万台、消費電力は小型原子力発電所1基分(いずれも、データセンターの大きさからの著者の推測)というとてつもないサイズです。

40万台もサーバーを使っていれば、当然毎日、何百台かのサーバーが故障します。それでも、全く問題ないように全体のシステムとしては動き続けるように設計されているのに感動しました。

恐らく、Googleのハード担当者は、毎日出勤して、管理画面上に表示されている故障サーバー情報を見ては、データセンター内の該当ラックの扉を開けて、該当サーバー(ブレード)を交換して、また扉を閉め、管理画面をまた見る・・・という作業を、ふつうにこなしているだけなんでしょうね。

普通サーバーが故障したなんてことになったら、バックアップシステムがあっても、担当者は相当あわてて寿命を縮める思いで、作業にあたるのですが、Googleでは最初から毎日一定の割合でサーバーが故障する前提で、動いているシステムなので、特に担当者はあわてることなくルーティーンワークとして故障したサーバーを交換しているはずです。

テレビなどでGoogleの職場環境が紹介されて、みなさんうらやましがられますが、私の場合「故障したサーバーをルーティーンワークとして、のんびり交換できる」環境の方が遙かに羨ましいというか、欲しいです。

 

そんなシステムを支えているのは、Googleの天才達が開発した数々の技術です。その技術の一部が、この本でわかります。

 

Googleを支える技術 ~巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ) Googleを支える技術 ~巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
西田 圭介

技術評論社 2008-03-28
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上矢作町史に登場しました

岐阜県恵那市上矢作町史が完成し、発売開始されました。

 

上矢作町の遺跡や、文化、風習などが書かれているのですが、なんと、そこに私の勇姿(?)が載っています。

年中行事を紹介している項目の中に「餅つき」をしている写真が掲載されています。

 

餅つき・・・得意です。