好きな仕事をしてはいけないのか?

以前ドリームゲートのイベントで、起業を目指す若者達の前で、吉田雅紀さんが司会で、数名のベンチャー企業の社長たちとパネルディスカッションをしたことがあります。テーマは「好き飯」。好きなことで飯を食う、つまり、好きなことを仕事にするということです。

 

当時、私は全く会社の経営については勉強しておらず、好きなことを好きなようにやって、生活すればよいと思っていて、それが一番楽しい。・・・そういう主張をしました。

 

他のパネラーも、基本的には好きなことを仕事にするのは良いという意見でしたが「それでも大変だよ」というような主張が多かったです。その本意というのは、原則的には好きなことを仕事にするのだけど、個々の事業としては、自分の好きなことばかりするわけにはいかないということです。

パネラーの中には、その後会社を上場させたり、上場しないにしても大きく成長させた人が何人かいるのですが、それくらい、会社を組織だって大きくするためには、自分の好きなことをを好きなようにやっていてはダメで、市場の求めるものを、市場の求める形で提供する必要があるのです。

 

完全にビジネスと割り切って、ビジネスプランを考えて実行することに喜びを感じられる人が、経営者向きな人で、製品やサービスそのものが好きで、それに喜びを感じてしまう人は、あまり経営がうまくないことが多いです。

 

あのパネルディスカッションから5年以上が経ち、もし、今、また同じテーマで意見を言うことになれば、私は「好きなことを仕事にするのはよいが、経営者になるのであれば、どんな事業であれ『経営』が好きな人でないと大きな成長や長続きはしない」と言います。

もちろん、自分が好きな事業で起業をして、事業を拡大すると共に「経営」が好きになっていっても良いと思います。それか、事業をそれほど拡大せず、経営者としての仕事を一定以上に多くしないですむようにするか、または、信頼できる経営者を迎え入れる。それが、「好き飯」を一生続ける秘訣です。

20万ヒット達成

ブログに設置しているアクセスカウンターが20万ヒットを超えました。

 

アクセス数だけを求めてブログを書いているわけではありませんが、多くの人に見てもらえているのは、とても励みになります。

 

単にアクセス数を増やすのであれば、大手のブログサービスで記事を書き、他の人のブログにコメントをたくさん書くとよいです。趣味でブログを書いていて、いろいろな人と楽しくブログで仲良くなりたい人にはお勧めです。

 

逆に所謂社長ブログというか、「楽しい」以外の別の目的のあるブログであれば、単にアクセス数が増えることだけを目標にせず、自分が見て欲しい人に見てもらえるアクセス数アップを考える必要があります。自分の取引先や関係者に、自分の考えなどを知ってもらうことが目的であれば、名刺に「ブログ更新中!」などと書くのは効果的です。もちろん、URLや一位に表示される検索キーワード(私の場合は「シバタシュン」で検索してください、と書いてます)を書くことも忘れずに。

 

いずれにしても、アクセス数アップにもっとも効果があるのは、頻繁に更新することです。

 

10万ヒットから20万ヒットまでに、1年4ヶ月かかっています。今度は1年以内に30万ヒットを目標にしようと思います。

土岐市民大会(水泳の部)に出場しました

夏休み中に、土岐市民大会があり、出場しました。

土岐市民プールでの開催で、計測が手動だし、スタート台の形も握れない昔の形なので、あまりタイムにはこだわらず、良い感覚で泳ぎ切ることを目標にしました。

 

結果は、約1年半ぶりの会心の泳ぎができました。

 

タイムも(手動計測なので非公式ですが)、ベストタイム。

 

50m 自由形: 28秒00(1位)

50m バタフライ: 30秒09(1位)

 

どちらもスタートはイマイチでしたが、最後まで思い描いたとおりの泳ぎができたので良かったです。気分的には、あと10分の1秒ずつ早ければ最高でしたが、それは次回の県大会まで持ち越しとします。

ただ、県大会はバタフライには出させてもらえない(出場選手が極端に少なくて確実に点数が稼げる背泳)かな、今年も・・・

 

オニカサゴの毒の激痛に、死ぬかと思いました・・・

毎年、マルイ不動産小原さん一家と夏に海に行かせてもらっています。こども達の年齢も近くて、うちの子供は大変楽しみにしていて、かつ、毎年大喜びで帰ってきています。自分の限界以上に遊びまくるので、本当にヘトヘトになって、遊び終わり、即爆睡です。

 

今年は、天気も良く、波も穏やかで最高の気象条件。今年も楽しい海でした・・・・が、最後に大アクシデント!!

 

それも私に。

 

磯で遊んでいたときに、ウニにプチ刺されして、痛みにちょっと耐えていたとき、カサゴに強烈な一刺しを食らってしまいました。

全身が硬直するほどの激痛が走り、動けなくなってしまいました。しかも、その時点では何に刺されたのかも分からず、このまま死ぬのではないかと思うほどでした。

みなさん急遽、片付けてもらって、小原さん一家が泊まる(うちの家族は帰る)宿へ行き、救急指定の病院を調べてもらって、病院へ直行しました。

 

行ったのは、市立敦賀病院。受付を済ませて待っていると、インフルエンザっぽい人たちや、救急車で運ばれてくる人たちが次から次へと来院して、先に診察(治療)になります(重症優先なので仕方ありません)。幸い、宿で塗ってもらったタイガーバームが効いてきたのか、痛みはだいぶ少なくなってきました。

約一時間待って、診てもらえました。

 

「恐らくオニカサゴに刺されたのでしょう。」

正確にはオニカサゴではなく、コクチフサカサゴなどの可能性が高いのですが、どちらにしても、刺されるとこれまでに体験したことのない激痛が走るそうです。その場での対処法としては、毒はタンパク毒なので、やけどしないギリギリの温度のお湯(50℃くらい?)に傷口を付け、毒を固めて広がらないようにすると、痛みが半減するそうです。それでもかなり痛いそうです・・・が、そんな対処法は、帰宅後にネットで調べて初めて分かったので、そのときは保冷剤で冷やしながら病院に行きました。

 

病院では、その場で消毒して、薬を塗ってもらいました。あと、痛み止めと、アレルギー反応を抑える薬などをもらって、帰宅しました。

その頃には、ほとんど痛みは無くなり、腫れだけになりました。ただ、先に刺されたウニの傷は逆に痛くなってきましたが、カサゴの痛みに耐えた後では、無視できるレベルの痛みです。

 

それにしても、痛い体験でした。

そして、小原家のみなさんには、とても迷惑をかけてしまって申し訳ありませんでした。

我が家のこども達は、十二分に楽しんで、もう、ダウン寸前だったのでちょうど良かったかもしれませんが、それでも、病院に付き合わせて、帰宅が深夜になってしまい申し訳なかったです。妻には心配をかけたのと、帰りの準備を全てやってもらって申し訳なかったです。

 

みなさん、どうもすみませんでした。

大脳新皮質ではなく、旧皮質で泳げるように

大脳には、新皮質と旧皮質があります。大脳新皮質は高度な判断を行う部位で、いわゆる人間的な論理的判断を行っています。

しかし、大脳新皮質での判断や、体への指示には時間がかかります。時間がかかると言っても、1秒に満たない時間ですが、スポーツにおいて、ゼロコンマ何秒というのはとても長い時間です。

泳いでいるときに、手のひらの入水角度、キャッチ、肘を高くキープしたままのプル、それと同時に腰を安定させた状態でのキック、体をローリングのタイミングに合わせた腕のフィニッシュ・・・それを一連の動作としてスムーズに行うのに、1秒程度しかかかりません。

つまり、大脳新皮質で考えていては間に合わないのです。

 

大脳新皮質よりも、古くからある(両生類にもある)大脳旧皮質や小脳などでは、生存に必要な動作を自動的に行うための指示を出すことができます。古い脳は、高度な判断はできないのですが速い処理を行う場所です。

 

フォーム改善をするときは、最初は大脳新皮質を使って、あれこれ考えて、挑戦します。腕の向きや角度を意識して、確認しながら泳ぎます。何度も何度も繰り返し、大脳新皮質を使わなくても、そのフォームで泳げるようにならないと、実際のレースでは泳げません。

 

どんなスポーツでもよく「頭で覚えるのではなく、体で覚える」 と言いますが、これは実際には、大脳新皮質で理解し、覚えたものを、大脳新皮質の判断をしなくても実施できるようになることです。

 

去年からフォームの改善を進めていますが、まだまだ、大脳新皮質で必死に考えながら実施していて、緊張+興奮しているレースでは、全くフォームが崩れます。

早く古い脳で、泳ぎを完成させたいです。