英会話の上達法(3)

私の英会話の学習のポイントは、

  1. 丸暗記
  2. 自分の言える範囲の言葉での状況説明法

ですが、次にそれを応用して、レベルアップする方法をご紹介します。

 

ちなみに、私は偉そうに英語の学習法の紹介をしていますが、そんなに英語を話せるわけではありません。特に最近は全く話す機会もないので、実力はメキメキ落ちていると思います(笑)。

 

でも、私はよく他人から英語が話せるように思われます。オーストラリアにいた頃も、私よりよっぽど英語が話せる(はずの)友達に頼まれて交渉事につきあったりしました。

 

私が本来の実力以上に英語が話せるように見えたのは、自信満々で喋りきることができたからだと思います。

実際は、間違った文法で間違った単語を使ってでも、とにかくしゃべり続けます。これは前回ご紹介した学習法が役に立ちます。

 

とにかく、「無茶苦茶でよいので喋りきる」すると、会話の相手は私が意味不明の文章を言っても「それって、こういう意味ですか?」と聞き直してくれます。そのときに、相手の言った言葉をオウム返しで言い直すのが、とても効果的な訓練です。例えば、

「私 バス 空港 行った」

みたいなことを話したとすると

「バスで空港に行きたい、ってこと?」

と聞き返してくれるので、そのときに

「そう。 バスで空港に行きたい」
と言うということです。これは、かなりレベルの高いビジネスの会話でも、使える技です。

 

一生懸命話すと、だいたい、相手は一生懸命理解しようとしてくれます。そして、正しい文章を(教えるつもりはなくても)教えてくれます。

 

これを繰り返していると、日常生活の中でもだいぶ英会話が上達します。

 

でも、実はこの方法って、誰もが実践したことのある方法なのです。そう、子供はみんなそうやって母国語を覚えているのです。適当に変な文法でも喋ると、親は正しく言い直してくれ、それを繰り返すうちに正しい日本語を話せるようになっているのです。

我が家では、Youがちょうどその時期です。外国語の学習でも同じ方法を使えばよいと考えるのは、そう難しいことではありません。

英会話の学習方法について(2)

英語学習の基本は、丸暗記であることを以前書きました

今回は、ある程度丸暗記したことを、会話で生かすための訓練法です。

 

最近、Youが創作読書をするのをよく聞いていますが、それを見ながらオーストラリアにいた頃に世話になった言語学の博士(後に研究成果をベースとした学習法をつかった英語学校創設)の、学習法とそっくりなのに気がつきました。

 

Youは、まだ文字が読めないので、以前、大人に読んでもらったときのあらすじを思い出しながら、 絵本の絵だけを見て話を作ってしゃべります。

例えば、枯れかけた植木鉢の花の絵があるページでは、主人公の女の子が、それに気づいて「たいへん!水をあげなくちゃ」と言うのですが、Youとしては「女の子があわてて水をあげる」という概念を抽象的に記憶しているのです。そして、自分の語彙や文法でそれを表現します。「あっ、水あげなあかん!」

 

外国語の学習でも同じステップを踏んでゆくのが最も効率的で効果的だというのが、その先生の理論でした。

 

学習法としては、映画やドラマの1シーン(3分程度)を見ます。それで、状況を把握します。そのときに決して日本語の文章で覚えるのではなく、概念で記憶するところがポイントです。

 

そして、その状況を自分の言葉で説明をします。自分の知っている範囲の単語や文法で説明します。辞書やテキストなどは見ません。

 

実際の学習では、その後、先生が生徒の話した内容を、間違いを訂正し、表現方法を少しレベルアップしたものも教えてくれます。新しい単語などをそこで辞書で調べて確認します。

 

単語や文法の丸暗記は必須ですが、丸暗記しただけでは会話はできません。時間をかけて思い出せるような単語は、絶対に会話では使えないのです。自然とあふれ出てくるくらいの単語でないと会話で使用できないのです。

でも、単語が出てこないからと言って、会話を止めてしまうのではなく、自分が使いこなせる単語のみで会話を続ける訓練が、上記の学習法の一つの目的です。

 

丸暗記訓練の次のステップは、しゃべり続ける訓練です。


■関連リンク

私の英語の習得法

アメリカ大統領の施政方針演説

昨日、アメリカのオバマ大統領の施政方針演説がありました。

大統領と総理大臣では、法律上の立場や権限も違いますし、そもそも議会の制度も違うので、比べることは意味がないかもしれません。それでも、国の代表が行う施政方針演説であれば、それなりに海外の人たちも見るかもしれないので、パッと見の印象もそれなりに意味があると思います。

 

日本の総理大臣の施政方針演説と、アメリカ大統領の施政方針演説を見比べるとだいぶ印象が違います(あくまでも私個人の印象ですが)。

日本の総理大臣の多くは、時々、ヤジや罵声が飛ぶ中で、必死に施政方針演説の原稿を読み上げている印象が強いです。

一方、アメリカの大統領の施政方針演説は、(こちらも原稿を読んでいるのでしょうが)原稿を読み上げている感じが少なく、聴衆に向かってしゃべりかけている感じがします。そして、要所要所で、拍手、スタンディングオベーションが入り、格好良くて品位が高い印象です。

 

施政方針演説は、格好良く見せるものではなく、施政方針を伝えるためのものだ、という意見もあるでしょうが、もう少し日本の総理大臣の施政方針演説も格好良く見せる工夫をした方がよいと思います。

日本人が、自分の国に誇りを持てるし、海外の人にこれが日本の議会です、と自信を持って言えます。

それが、「(嘘でも)日本の政治は大丈夫だ」と多少なりとも思うきっかけになり、過度な不安から低迷している個人消費も多少増えるかもしれません。

 

日本の総理大臣も、優秀な演出家やスタイリストを雇う必要があると思います。・・・あと、その他の大臣にも体調管理してくれる医者や、会見を中止する決断が出来る秘書や事務次官もいた方がよいかもしれませんね。

狭いのに遠い

私の家は、とても小さいです。ちょっと大きめのワンルームマンションくらいの広さの母屋と、6畳一間の寝室(+物置)のみです。

7年近く住むとこれが当たり前のように感じるのですが、他の人の家に行くと、いつも「広いなぁ」と感じるので、やはり我が家は狭いです。たぶん、家に遊びに来る人はみんな「狭いなぁ」と思っているのでしょう。

 

母屋と寝室は、自作のサンルーム(渡り廊下&階段)でつなげてあるので、靴を履いたりしなくても移動できます。ただ、子供達にとって、この距離というのは遠い距離に感じるらしく、夜中のトイレや、子供を寝かせてから母屋に戻って仕事、というようなときに面倒を起こします。

 

特にHannaは、私が寝室からいなくなることに異様に警戒し、寝始めたから良いかなと思って、布団から出ようとすると、とたんに飛び起きて泣き出します。ゴルゴ13のようなとぎすまされた神経で、ほんの少しの私の動きを察知します。

 

完全に寝てしまえば、夜中に起きて泣いたりすることはありませんが、寝るまでがとにかく大変です。ついつい、一緒に寝てしまいます。

 

先日、母屋に布団を運び、そこで寝かせたときは、

「おやすみ」

と言って、キッチンエリアに大人が移動しても、子供達はすぐに寝ました。

子供にとっては、夜の母屋と寝室の距離はとてつもなく長い距離なようです。

焦らない

何事も焦りは禁物です。

一気に全てを解決するなんてことを考えず、コツコツと積み重ねてゆくのが結局近道だと言うことは多いです。

飲まず食わずで、一気に10kg痩せても、痩せるのにかかった時間と同じくらいの時間で11kg太ります。

 

会社の経営でも、ドンドン借金が増えてゆくご時世(というか借金ができるだけでも幸せなご時世ですが)、本当に返済できるのだろうかと不安になり、一気に借金返済をできるような大きな仕事を取りに行きたくなります。

でも、結局、コツコツと小さな仕事を積み重ねた方が生き残れます。

 

水泳も、のめり込めばのめり込むほど、練習ができないことがストレスになってしまいます。練習するときは無理をしてしまいます。でも、焦りは禁物です。1週間くらい練習をしなくても、コツコツと積み重ねたものは一気にはなくなりません。

筋トレを猛烈にやって、筋力がついても、それだけでは速くなりません。柔軟性や、バランス、技術、精神力など総合的にアップしないと速くなりません。

 

・・・と、昨日の夜、ひさしぶりに練習に行こうと思っていけなかった自分に、言い聞かせています(笑)。

 

(追記)

焦らない、焦らない・・・と言い聞かせても、こんな記事を読んでしまうと、焦ります・・・。

 

でも、焦らない、焦らない・・・。