「第35回
中小企業優秀新技術・新製品賞」
奨励賞を受賞

バス乗降者数自動計測サービス
「第35回 中小企業優秀新技術・新製品賞」奨励賞を受賞
~ バス運行最適化の基本情報を安価に全件取得 ~

株式会社ジーネックス(岐阜県多治見市:代表取締役 柴田俊、以下当社)が開発した「バス乗降者数自 動計測サービス」が、『第35回 中小企業新技術・新製品賞(主催 りそな中小企業振興財団 日刊工業 新聞社)』において「奨励賞」を受賞しました。

 

地方の公共バスは、高齢者や学生などの重要な移動手段ですが、 人口減少や過疎化の進行により年々利用者は減少しています。ほ とんどの路線が赤字経営で、自治体の補助金で維持されています。

 

どのバス路線も経営の効率化が求められる一方で、交通弱者と呼 ばれる高齢者や学生の移動手段としての利便性の確保・向上が求 められています。そのためにはバスの利用状況の把握が必要です。 しかし、全ての便の全てのバス停ごとの乗降者数カウントはこれま で高価なシステムを利用するか、特定の便や時間帯のみ人力でカ ウントするしかありませんでした。

 

当社の乗降者数自動計測サービスは、利用者の少ない地方のバス 路線でも導入可能な費用で、全便、全バス停の乗降者数を計測す るサービスです。AI画像認識により人数をカウントするシステム自体 は近年では珍しい物ではありませんが、低電力で処理能力の低い プロセッサで運用、電波状況の悪い山間部での運用、低コスト運用 を実現するのは非常に困難な開発でした。

 

本サービスは、岐阜県恵那市で導入いただき、2023年3月からは同 市内のほとんどの路線バスで運用されています。

 

この度「バス乗降者数自動計測サービス」の新技術が高く評価さ れ、第35回「中小企業優秀新技術・新製品賞」奨励賞を受賞いたしました(主催:公益財団法人 りそな中小企業振興財団/日刊工業新 聞社、後援:経済産業省中小企業庁)。同賞は、日本の中小企業の 技術振興を図り、産業の発展に貢献することを目的に、中小企業が開発した優れた技術・製品を毎年表彰しています。

 

今回の受賞を励みに、これからも社会に役立つサービスの開発、提供に励んでまいります。

 

株式会社ジーネックス 1996年に有限会社ジーアップとして岐阜県多治見市で設立。企業向けの業務管理システムの開発、調剤薬局向けのレセコン 開発、IT支援などが主な業務。

 

写真_バス乗降者数自動計測している風景